博多にわかの作り方を詳しく説明

概要

  1. 博多にわかのオチは二つの意味に掛かります。単に二つの言葉を並べるだけではいけません。ポイントは二つの意味に掛かるということです。片方だけに掛かることを片オチと言います。片オチは話に合理性がありません。つまり、片方が日本語として意味が通らないということになります。また、片オチは説得性がないので受けにくいということも言えます。
  2.     博多にわかは「博多弁を基調として同音異義語で落とす」のが原則です。

作り方

1. テーマを決める。
2. オチを決める。
3. オチの後(前後)の言葉を決める。片オチかどうかはここで決まります。
4. テーマとオチの二つの意味の言葉を三つ並べてみる。
5. 話の構成位は質問形式の会話がわかりやすい。三つの言葉のうち意味が弱い方のオチを軸に話を組み立てる。
[状況⇒6W3Hのうちの一つで質問⇒オチで答える]
(why what who where when which
how how much  how many)
6. チェックする。

ポイント

① オチの意味が通じているか?つまり、片オチになっていないか?
② 聞かれた質問に正確に答えているか?正確に答えていないと歯切れの悪い会話になります。
③ オチに対して比較のことばや数字を入れるとオチが生きます。
④ つじつまが合っているか?話の展開に無理がないか?つまり、  「…。ところで…」などを使って話が飛んでいないか?
⑤ 人権問題に配慮しているか?例えば政治家の方針、やり方に対しての批判のにわかはいいのですがその人のプライベートなことや容姿などについてのにわかはいけません。

例1

1.テーマを決める。

  「学校」

 

2.オチを決める。

  「硬貨」「自動」「宣誓」「好調」「今日行く」より

  「今日行く」に決定。

 

3.オチの後の言葉を決める。

  この場合「今日行く」で決定。

 

4.テーマと二つのオチの言葉を並べてみる。

「学校」「今日行く」「教育」。

  「学校=教育」とも言える

  テーマの「学校」に対して「今日行く」は「教育」に比べると

弱い。

 

5.意味が弱い方のオチを軸に話を組み立てる。

  「今日行く」で話を組み立てる。

  状況イメージ 学校には本日行きたい。

  6W3H   When(いつ)   いつ行くのか?

  オチ     今日行く(教育)

 

学 校

A:「学校はいつ行くとね?明日は行くとね?」

B:「いいえ、(学校なら)、今日行く(教育)」

 

6.チェックする。

  ・質問に答えているかどうか?

  ・数・量・大きさ・日数・期間などは比較の言葉数字等を入れると効果的になります。聞く側のイメージを絞り込むために比較の言葉をいれて みました。つまり、いつは「一年後・二年後または一ヶ月後・二ヶ月後」の単位ではなく「今日・明日」の単位なので「いつ行くのか?」の質問に対して「明日行くのか?」としてみました。

 

軸が逆の場合

「今から学校ぃ行くて言いよったがそこは何ばする所かいな?」

「今から行く場所のことじゃけん、教育(今日行く)」

例2

1.テーマを決める。                  

  「博多にわか」

 

2.オチを決める。

  「博多には蚊」「よかお年」「わらい転げる」「オチば」より

  「オチば」に決定。

 

3.オチの後の言葉を決める。

  「オチば楽しむ」「オチば集める」「オチば探す」「オチば作る」(片オチ

  のうち「オチば探す」に決定。

 4.テーマと二つのオチの言葉を並べてみる。

「博多にわか」「落ち葉」「オチば」。

  「オチ=博多にわか」とも言える。

  テーマの「博多にわか」に対して「落ち葉」は「オチ」に比べると

弱いし、むしろ無関係。

 5.意味が弱い方のオチを軸に話を組み立てる

  「落ち葉」で話を組み立てる。

  状況イメージ 博多にわか作りのために木の下で落ち葉を捜す。

  6W3H   What(何を)   木の下で何をしているか?

  オチ     オチば(落ち葉)探している。

 

博多にわか

A:「博多にわかば作るて言いよんなったが木の下に行きなったばい。そげなとこで何ばしよんなあとかいな?」

B:「それが博多にわか作りのことじゃけん、オチば(落ち葉)探しよんなる」

 

6.チェックする。

  ・質問に答えているかどうか?

 

 

参考:軸が逆の場合

「博多にわかの最後の部分のでけんて言うて木の下で何か見つけよる」

「そらぁ、枝な?実な?」

「いいえ、木の下のことじゃけん、落ち葉(オチば)探しよんなる」

例3

1.テーマを決める。

  「櫛田神社(お櫛田さん)」

 

2.オチを決める。

  「伝統(電灯)」

 

3.オチの後の言葉を決める。

  「伝統(電灯)に決まっとる」「伝統(電灯)に輝く」(片オチ

「伝統(電灯)で輝く」のうち「伝統(電灯)で輝く」に決定。 

 

4. テーマと二つのオチの言葉を比較しながら並べてみる。

「櫛田神社」「電灯」「伝統」。

  「伝統で輝く櫛田神社」は「櫛田神社=伝統」とも言える

  「電灯で輝く櫛田神社」は「櫛田神社=伝統」

にくらべるとやや弱い。

 

5.意味が弱い方のオチを軸に話を組み立てる

  「電灯で輝く櫛田神社」で話を組み立てる。

  状況イメージ 夜も明るい櫛田神社

  6W3H   What(何で・物)  照明器具なのか かがり火のようなものなのか?

  オチ     電燈(伝統)で輝いている

 

 

お櫛田さん(櫛田神社)

:「お櫛田さんな 夜も明々としとるげなが、なしてかいな?」

:「そらぁ、、お櫛田さんな、電灯(伝統)で輝いとる」

 

6.チェックする。

   ・質問に答えているかどうか?

 

 

 

参考:軸が逆の場合

 

「お櫛田さんな 歴史のあるバイ」

「そらぁ、夜も明々としとる お櫛田さんのことじゃけん、伝統(電灯)で輝いとる」

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